日本人はお風呂が好きですね。仕事が終わって、家に帰ると一風呂浴びてビールというのが至福の時間というお父さんも多いのではないかと思います。
湯船につかる日本のお風呂ですが、お湯につからないお風呂もあります。
みなさんよく御存じのサウナ風呂がそうです。
最近では旧来型の銭湯にかわって、郊外型の大型温浴施設が普及するにつれてその認知度も高くなってきているようです。
日本のお風呂はお湯に肩まで浸かるのに対して、フィンランドのサウナ風呂はサウナ室に入って身体を温めて、汗をかくというのが最大の特徴です。
お風呂の両極端にあるように思えるフィンランドのサウナと日本のお風呂ですが、よく見ると両者は実によく似ています。
日本のお風呂は湯船に家族みんなで浸かります。銭湯に行くと見ず知らずのお客さんとともにお湯につかります。
同じように、フィンランドのサウナ風呂も家族で一緒に使いますし、公共のサウナ施設ではお客さん同士が一緒に使います。
そうです。じつは、日本のお風呂もサウナでも浴室は個人のものではなくみんなのものなのです。そして、両者はお風呂を通じてほかの人と裸の付き合いができるというとても似通った文化を持っています。
地球の西の端と東の端で同じようなお風呂文化が発達しているとは何とも小気味よいお話だと思います。ということで、次回から何回かに分けてお風呂についてお話します。
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