調査の話も終盤です。
Q:ということは、調査の締めくくりですね。
A:はい、そういうことで、今回ご紹介するのは調査と並行して行うヒアリングについてです。
前回までご紹介した調査は、建物の現状を物理的な側面から明らかにする作業です。
それに対して住んでおられる方に対するヒアリングは、建物が今日にいたるまでのプロセスを明らかにする作業と言えるかもしれません。
具体的にはいつどのように建てられたのか、台風などの被害はどうだったか、増改築などは行われたかといったことを確認していきます。
また、風通しはどうか、冷暖房の使用実態や一年間の光熱費はどうかといった生活の様子もうかがって室内環境の診断のための資料とします。
僕の所属する「一般社団法人 住宅医協会」では上記の項目を網羅した専用シートを用意して聞き漏らしの無いよう準備しています
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