今年に入って、住宅リフォームについて話を進めています。
前回までにその6項目目まで説明しました。
Q:7・8項目目の立面図、展開図はどのようなもので、なぜ必要ですか?
A:建物の「すがた」を表す主な図面は、間取りを示す平面図、外部の様子を示す立面図、上下のつながりを示す断面図です。さらに付け加えると、部屋の様子を示す展開図があります。
調査の時点では、かつての図面は失われているケースがほとんどです。また、住み手にとっても室内は日頃から慣れ親しんでいるために理解しやすいですが、外観はあまり認識されていません。
そこで、外部の様子や、劣化の現状を知るために立面図を作ります。
また、展開図は室内の様子を知るために、部屋の四つの壁をそれぞれ描き起こした図です。
実際の調査では費用や人の手配の限界から毎回展開図を作成するわけではありませんが、次のステップとして改修工事が確実な場合は作成すべきだと思います。
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