調査の話はまだ続きます。今回は9項目目です。
Q:9項目目は断熱性能の調査でしたね。
A:そうでした。具体的には、天井裏や床下に入って断熱材の種類や断熱材の入れられている部位を確認していきます。場合によっては壁の一部を撤去して確認します。
その後、報告書を作成するにあたってそれらの情報をもとにQ値(熱損失係数)やUa値(外皮平均熱貫流率)を計算して現在の断熱性能を数値化します。
ですから、どのような断熱材が使われていたかということだけでなく、断熱材は使われていなかったということも重要な情報となります。
ですが、実際のところ今回お話ししているような調査が行われる住宅は建てられた時期も古く、断熱材が全く入っていないことも多いですね。
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